ハーレーに整備はインチ工具が必要

ハーレーは米国製なので、ボルトやナットなどはインチサイズが多く使用されています。
1インチは2.54センチメートルですから、日本のバイクであれば120ミリメートルほどとなっているところでも、ハーレーの場合には1/2インチが使用されるということです。ただしブイ・ロッドなどの車種ではミリサイズが使われているので注意が必要です。

インチサイズのボルトなどをミリサイズの工具で無理やり回そうとすると故障の原因となります。

工具が必要

定期的な整備で必要となるインチ工具としては、ラチェットハンドルと六角ソケット、トルクスビットソケットが挙げられます。
ラチェットは歯止めあるいは爪車のことで、自転車のペダルのように片方向にしか歯が噛み合わないので、こまめに先端を抜き差しする手間がないのが魅力です。六角ソケットは先端に六角形の凸部があるソケットで、ラチェットに付けて使用します。

トルクスビットソケットも使い方は同様ですが、先端が星型になっているものです。トルクスは国産バイクでの使用はあまり見かけませんが、ハーレーではよく使われています。この種類のビットも整備では使用頻度が高いため、必要不可欠と言えるでしょう!

他にはコンビネーションレンチもインチ規格で各サイズが不可欠です。これはスパナと眼鏡レンチが両端についた工具で、ボルトやナットを回すのに使います。
1本で早く回したいときも、強い力を掛けたいときも両方使えるのが利点です。